
平成30年大井町議会第1回定例会が別紙【平成30年大井町議会第1回定例会】のとおり開催されました。
一般質問では、「子育て環境(教育・保育)の充実について」「活力ある職場(雇用)体制について」を質問しました。
子育て環境(教育・保育)の充実について

本町では、まちづくりの目標として「ひとづくり・まちづくり・未来づくり」を掲げ、成長戦略として下記を柱とし進めています。
- 教育・保育環境の充実
- 産業立地と居住環境の充実
- 相和ブランドの創出
- 次世代産業の共創と連携
2の産業立地と居住環境の充実では、大井中央土地区画整理事業を推進し、宅地開発、公園整備など新たな中心市街地の形成を進めています。平成33年3月には事業終了の予定となっており、すでに保留地の戸建て分譲も始まっています。また、旧湘光園跡地における西大井地区の宅地分譲地においても、戸建て分譲が進められています。
このことは、町が進める移住・定住の促進を創出している状況にあるといえます。この地に多くの若い子育て世代が移住し、定住される状況に大きな期待をしています。
昨年、教育福祉常任委員会では、「子育て環境の充実」をテ-マに視察をいたしました。視察先の町では「移住・定住促進策」を大きな施策としており、その施策の中心は、やはり、若い世代に魅力ある「子育て環境の充実」ということでもありました。
本町においても「大井町こども・子育て支援事業計画」を策定し、様々な子育て支援策に取り組んでいるところでもあります。しかしながら、子育て環境の一層の充実を図ることが必要と考えるので次の質問をしました。
【質問】
- 認定子ども園について、検討状況及び今後の方向は
- 保育サービス等の充実について
- 2-1.大井保育園の保育時間について、月~土の保育時間を再考する考えは
- 2-2.幼稚園の保育時間について、大井・大井第二幼稚園で一時預かり保育を拡充する考えは
- 2-3.保育園、幼稚園で未就園児のための施設開放を展開する考えは
- ブックスタ-ト事業を取り入れる考えは
【答弁】
「認定子ども園について検討状況及び今後の方向」について
保護者の就労状況によらず、教育と保育を一体的に提供する認定子ども園は、教育、保育施策を長期的、安定的に進めるうえで効果的なものと考えている。町内の保育園、幼稚園の状況を勘案しながら幼児教育全般の議論を含め担当課間で協議を進めてきている。
「保育サービス等の充実」について
土曜日保育は、希望制で8時から13時となっているが、1日保育の潜在的二―ズを考え、課題はあるが検討する必要があるのではと考えている。
「ブックスタ-ト事業」について
本のプレゼントは行っていないが、図書館事業と連携しながら、あかちゃんと保護者に対し心触れ合うきっかけを作っている。
【質問】
活力ある職場(雇用)体制について
少子高齢社会を迎え、求められる行政サービスは、多岐にわたっています。職員一人ひとりに求められている役割は、質・量ともに、ますます増大しているものと推察します。そこで、職員の皆さんが生き生きと執務できる環境・体制は、町民サ-ビスの向上に繋がるものと考え次の質問をしました。
- 再任用への取組状況について
- 有給休暇の取得状況について
- 非常勤職員の(再任用職員は除く。)勤務条件等について
【答弁】
「職員の年休平均取得日数」は、平成28年、5日と年々低下する状況となっている。改善に向けて、職員の一人一人の意識改革を進めるとともに、土・日勤務の多い職場もあり、勤務実態に配慮した職員配置を行うなど最善を尽くしていきたい。
田村の考え

町立保育園・土曜日の保育時間は、希望制で8時から13時までとしており、今後検討したいとしていることについては、子育て世代の二―ズからかけ離れているのではないか。また、幼稚園の一時預かり保育のうち、早朝保育、長期休業保育の実施を相和幼稚園のみで実施していることは、公平な行政サ-ビスの提供の視点から公平性に欠けると言わざるを得ません。
需要と供給からも大井、大井第二幼稚園在園児保護者方により二―ズがあると考えます。このことについては、機会を改め再度質していきたいと考えます。
本議会で強く感じたこと。
「予算審査特別委員会」について
平成30年度予算について、今年度も予算審査特別委員会を設置し、3月13日(火)、14日(水)に審査を行いました。
施政方針、一般会計予算、特別会計予算等(国民健康保険、後期高齢者医療、下水道事業、介護保険、水道事業会計)に区分し審査しました。
田村の考え

本会議場で説明を受け、質疑を行うだけでなく、予算審査特別委員会で審査することで、より内容を詳細に審査できました。
このことは、議会の権能を示す一方、議員の質問力が問われることになります。
結果として、町民の利益に寄与するすことに繋がることでもあり、この手法を継続したいと考えています。