2019年12月20日
【令和元年大井町議会第4回定例会】の報告(一般質問)

(仮称)新湘光公園内道路

供用開始が当面見送るとされた町道391号線内(仮称)新湘光公園内道路

令和元年大井町議会第4回定例会が別紙【令和元年大井町議会第4回定例会】のとおり開催されました。

一般質問では、以下の質問をしました。

  1. 「公共施設等個別施設計画」策定状況は
  2. 事務事業効率化の取り組みは
  3. 「町道391号線開通に伴う説明会」後の展望は

特に注視した点について次に記します。

「町道391号線開通に伴う説明会」後の展望は

質問

  1. 意見、提案をどのように受け止めているか
  2. 回答方法は

質問の趣旨

11月3日(日)、5日(火)に開催された「町道391号線開通に伴う説明会」では、地元町民等から様々な意見、提案がなされた。それをどのように受け止め、説明会出席者に伝えようとしているのかを考えを質したものである。

答弁概要

1については、説明会では、「事故への不安」「交通安全対策が不十分」「町の発展は大事だが、まず第一に命を大切にして欲しい」等、開通に反対の意見が大多数であった。このことは真摯に受け止めなければならないと考えている。

2については、供用開始については、当面見送ると判断した。新たな説明材料もないことから説明会ではなく、この旨を広報及びホ-ムぺ-ジで広く周知したい。

田村の考え

11月3日(日)、5日(火)「町道391号線開通に伴う説明会」が開催された。参加者から出された意見の多くは以下となります。

  1. 出席者の大半は道路の供用開始を不可とするもの
  2. 供用開始を認める場合は、安全対策として信号機の設置を強く求めるもの

この道路については、2018年5月頃地域の方から次の情報を得たことです。

  1. 湘光園道路の供用開始について知っていたら情報をもらいたい。
  2. 上大井小学校の正門前に繋がる、危険である。
  3. 現状変更するのならば、通学区域の自治会、近隣住民に計画を知らせ、意見を聞いて欲しい。
  4. 子供たちのあそび場として現状通りが望ましい。

その後、町から自治会長に情報提供がされ、その際、西大井自治会の考えを次のように示したとのことでした。

  1. 現行のままで使用したい。
  2. 地元のメリットは
  3. 160人の児童がこの道を使い登校している。横断に注意が必要である。
  4. 跡地使用計画がはっきりした段階で改めて協議したい。
  5. 安全施策を施して欲しい。

これらの状況を踏まえ、町に対し「開通させたい」とする町の考え方、方向が定まった段階で、地元の意見をしっかり聞いて欲しいことや直接関係する町民、地域に対し町が出向いて説明を行うことを提案し注視してきました。

ところが平成31年大井町議会第1回定例会(3月)において「議案第12号大井町道の路線廃止及び認定について」で(仮称)新湘光園内道路を町道391号線として道路認定しました。地元と十分な協議がされたとは言い難い状況でこのようなことは全く予想外でした。

そこで、一般質問として町の姿勢(過去の質問状況を参照)を質してきました。また、11月3日(日)、5日(火)「町道391号線開通に伴う説明会」の開催は、利害関係を有する地元町民等が町へ直接訴えるチャンスと捉え参加を呼びかけました。

説明会の状況は前述のとおりです。何故、町は地元に出向き説明することをしないのでしょうか。自治会長を委嘱していることから自治会長に伝えれば地元に説明したと考えているのでしょうか。協働のまちづくりを標榜するならばもっと地元に出ていくべきです。

今回のケースは、地域の声を、自治会等と連携しながら行政に届けた例となったと考えています。

過去の質問状況

令和元年大井町議会第3回定例会(9月)-(仮称)新湘光園内道路

問:地域住民への対話計画は。

答:地域に提示できる具体的な方針案を検討中である。次年度予算を視野に入れ11月を目途に説明会を開催したい。

問:町民要望の対案は

答:個々具体の安全対策を提示し、理解を得たい。提案された町民要望は検討したい。

令和元年大井町議会第2回定例会(6月)-(仮称)新湘光園内道路

問:道路築造と経緯は。

答:道路は町と協議し、大手事業所によって築造された。緊急車両通行の利便性、地域生活の貢献、既存アパ-トの接道、公園への進入路確保等を勘案し道路認定した。

問:地域住民への周知は。

答:地域住民等との対話を通じて進めたい。

問:住民要望に対応する考えは。

答:町民からの要望等は可能な限り対応し、人も車も安全に通行できる道路となるよう努めていきたい。


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